トランクルームの広さの目安|0.5〜2帖に何が入るかと選び方の手順
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「何帖借りればいいか」は、他社の帖数ではなく自分の荷物で決まります。手順は①段ボール数に換算②大型品の有無を確認③搬入経路(扉幅・通路・エレベーター)を確認④天井高と積み上げ方を確認⑤余裕の取り方を決める、の5ステップです。同じ「1帖」でも会社によって実面積や公式の収納例が異なるため、帖数のラベルだけで比較すると失敗しやすくなります。
この記事では、5社の公式情報をもとに、0.5〜2帖に実際に入る物の例と段ボール換算の式を紹介します。
選び方の結論: 5つの軸を上から順にチェック
- 段ボール数への換算(荷物量の基準になるため最初に決める。目安でよい)
- 大型品の有無(宅配型の大型プランの上限を超えれば帖数型が前提になる)
- 搬入経路(契約後には変えられない制約。店舗・区画ごとに公式で必ず確認する)
- 天井高と積み上げ方(同じ帖数でも実効容量を左右する。区画ごとに公式で必ず確認する)
- 余裕の取り方(最後に微調整する。目安でよい)
軸1: 荷物を段ボール数に換算する
まず、荷物を段ボール何箱分かに置き換えます。基準になる段ボールの大きさは会社で違うため、箱数と一緒に基準箱も確認します。数え方に迷う場合は、箱に入らない大型品を先に軸2で仕分けし、残りの小物は実際に箱詰めするか個数の見当をつけ、迷う荷物は多めに数えます。
| 会社 | 基準になる段ボール | 1帖あたりの目安箱数 |
|---|---|---|
| キュラーズ | ミカン箱程度(横50×高40×奥行30cm) | 約48箱 |
| 加瀬(屋内型) | 140サイズ段ボール(寸法は非公開) | 約36個 |
| スペラボ | 140サイズ段ボール(寸法は非公開) | 約36個 |
| ドッとあ〜る | 中サイズ段ボール(横450mm×縦(高さ)350mm×高さ300mm) | 約53〜74個(帖数により変動) |
ドッとあ〜るの基準箱は原文の表記のまま載せています(「縦(高さ)」と「高さ」が併記され、奥行きが読み取れないため)。加瀬とスペラボの基準箱はどちらも「140サイズ段ボール」で実寸は非公開、ヤマト運輸の140サイズ(3辺合計140cm以内・20kgまで)と同じ箱かは明記されていません。
段ボール40箱ある場合、加瀬・スペラボ基準(約36箱/帖)なら約1.1帖、キュラーズ基準(約48箱/帖)なら約0.8帖が目安です。基準箱が会社ごとに違うため、平均しないでください。
軸2: 箱に入らない大型品があるか
家具・家電・自転車など、箱に入らない大型品が1つでもあれば、宅配型の専用箱には入りません。大型品向けの別プランにも上限があり、minikuraの大型プランは3辺合計200cm以内・重さ25kg以内、サマリーポケットの大型アイテム専用カバーは1個30kgまでと、上限の決め方はサービスで異なります。これを超える、または対応するプランが無い荷物があれば、帖数(部屋)で借りるタイプが前提になります。
自転車の全幅は一例(ブリヂストンサイクル エブリッジL)で580mm程度で、軸3の搬入経路の幅と照らし合わせます。
⚠️ 落とし穴 一般の帖数の感覚でバイクを計算に含めると、契約できない、または割高になることがあります。加瀬は屋内型の約款で原付・自動二輪など原動機付きの物を禁止収納物とし、ドッとあ〜るも屋内型はバイク収納を禁止しています。屋外コンテナ型でも、加瀬は1.6帖〜8帖の1階(下段)区画に限られ、地面との高低差や前面通路の幅によって収納できない区画があります。ドッとあ〜るはバイク専用のスロープ付きコンテナを別に用意しており、バイクの台入れがしやすい4D(約2帖)タイプを選ぶ人が多いとしています。バイクがある場合は、一般の帖数の候補とは別にバイク収納の可否を公式に確認してから帖数を決めてください。
軸3: 搬入経路を確認する(扉幅・通路・エレベーター)
屋外コンテナ型は車で乗り付けて積み降ろしする使い方が前提です。加瀬・ドッとあ〜るとも車の横付けが基本です。ただしドッとあ〜るは、現場のレイアウトによって一部横付けができない場合があるとしています。車がなければ、屋内型か宅配型を選びます。
屋内型は台車・エレベーターの有無が店舗によって違います。ドッとあ〜るの屋内型ページも、タイプによってエレベーターや台車が無い場合があると注記しており、契約前に使う予定の店舗のページで確認します。
扉のサイズにも注意します。ドッとあ〜るの屋外型は、扉の横幅(900mm〜2,500mm)が開口(横幅)より狭いタイプがあり(例: 1.5帖タイプは扉900mm・開口1,100mm)、実際に通せる幅は扉の横幅で確認します。
軸4: 天井高と積み上げ方を確認する
天井高は会社によって差があります。キュラーズは2.2m(ロッカーのみ1m)、加瀬は屋外2.25m・屋内2.1m、ドッとあ〜るは屋外2,300mm・屋内(1店舗の例)2,035mmです。
積み上げで実効容量を増やす方法もあります。重い物を下、軽い物を上に積むと高さを有効に使えます(耐荷重の目安は次の落とし穴を参照)。スペラボも積み上げは可能ですが、他の部屋へ落下しないよう配慮が必要で、大型の金庫など一点に荷重が集中する重量物は収納を断られます。
⚠️ 落とし穴 天井高や扉幅を確認せずに帖数だけで契約すると、搬入時に大きな家具が扉を通らない、天井近くまでの高さの物が入らないことがあります。扉の横幅と開口(横幅)の記載が別にある会社では、実際に通せるのは扉の横幅です。天井高がラベル付きで公式に確認できるのはキュラーズ・ドッとあ〜るで、加瀬の数値は画像の寸法線を読み取ったもの、ハローストレージの目安寸法は3つ目の数値を天井高と断定できません。手持ちの家財の最大の辺(高さ・幅)を測り、契約前に扉の横幅と天井高を突き合わせておくと安心です。
⚠️ 落とし穴 帖数(スペース)が足りていても、箱や床の重量上限を超えると別料金がかかったり、収納を断られたりします。宅配型の専用箱は1箱20kg程度(大きいサイズで25kg)までが多く、本や食器を詰めすぎると超過しがちです。店舗型・コンテナ型で床の耐荷重を数値で公開しているのはドッとあ〜るのみ(最大1㎡あたり300kgほど)で、他社は公開が確認できませんでした。重い物は下、軽い物は上に積み、不安な場合は契約前に運営会社へ耐荷重を確認してください。
軸5: 余裕をどう取るか
ぴったりの帖数だと、荷物が少し増えるだけで再契約や追加費用が生じます。ドッとあ〜るは単身1〜2帖、2人暮らし2〜3帖、3人以上の家族3帖以上を目安とし、出し入れが頻繁なら+0.5帖を勧めています。
逆に、収納方法の工夫で算出した帖数より小さく収まることもあります。キュラーズは公式FAQで、棚やラックの活用で6畳分の荷物が2畳分に収まった例があるとしています。
ただし、契約後に区画を変えにくい会社や、契約前の見直しにも手数料がかかる会社があります。スペラボは契約期間中、最初に申し込んだ広さより小さいレンタル収納スペースへの変更はできません。加瀬は、使用開始前であっても、自己都合のキャンセルや他のスペースへの変更にキャンセル手数料がかかります。余裕を持たせるなら軸1〜4の算出値に+0.5帖、切り詰めるなら収納方法の工夫を先に検討するのが実務的な判断です。
会社別に見る0.5〜2帖の収納例(公式)
「○帖ならこれが入る」は会社ごとの目安で、統一基準ではありません。ハローストレージの例は動画に映った物の内訳で、その帖数に入る上限ではありません。自分の荷物に近い項目があるか、参考として確認してください。
0.5帖前後
- ハローストレージ(約90×90×220cm、幅・奥行・高さのラベルなし): 収納棚2・段ボール3・レコード盤5などの趣味用品一式。自分専用の趣味ルームに最適なサイズと案内
- キュラーズ(0.25〜0.75畳、扉幅1×奥行0.7〜1.3×高さ2.2m、段ボール24箱〜): サーフボード・スキー板・スーツケースなど
- スペラボ(築地店0.5畳、横幅85×高さ180×奥行80cm): 本棚・カラーボックス向け
1帖前後
- ハローストレージ(約120×135×220cm): 段ボール3・冬用コート3・大きめのタンス1など。1人暮らし用のもう1つのクローゼットに例えられるサイズ
- 加瀬(屋内型)(1.8×0.9×2.1m、140サイズ段ボール約36個): オフィス用品(什器・書類)、大型家具・家電、シーズンオフの衣類
- ドッとあ〜る(1.2帖・6Dタイプ、約63個): 冷蔵庫やパソコンなどの家電、布団1式(荷物が少ない人向け)
- スペラボ(築地店1畳、横幅85×高さ180×奥行165cm、140サイズ段ボール約36個): オフシーズンの衣服・布団向け
2帖前後
- ハローストレージ(約145×230×220cm): 段ボール6・冷蔵庫1・マットレス1など。留学・海外出張の荷物をまるっと預けるのに向くサイズ
- 加瀬(屋内型)(1.8×1.8×2.1m、約72個): アウトドア用品・季節用品、育児用品、自転車
- ドッとあ〜る(2帖・4Dタイプ、約126個): 冷蔵庫・洗濯機(単身用)を含む家電一式、自転車(屋外型なら中型バイクのみ可)
- キュラーズ(2〜3.3畳、段ボール96〜156箱): オフィス用品・書類・椅子・パソコン・什器・商品在庫
同じ帖数でも実面積は会社で差があり(今回計算した範囲で1帖あたり約1.36〜1.70㎡)、内寸・外寸の記載もないため参考値として扱ってください。
宅配型の箱で足りるか迷う場合は宅配型トランクルームとは、候補を横並びで見たい場合は比較ページを確認してください。
よくある失敗
- 帖数のラベルだけで比較する: 同じ帖数でも実面積・収納例は会社ごとに違います(軸1・会社別の収納例)。寸法か段ボール換算で確認します。
- 箱数だけ見て搬入経路を確認しない: 段ボール換算で帖数を決めても、扉幅や天井高が合わなければ搬入できません(軸3・軸4)。
- バイクを一般の帖数の計算に含める: 屋内型は禁止、屋外型も区画により収納できないことがあります(軸2)。
5つの軸を自分の荷物で整理できたら、候補を1社に絞らず、条件に合う2〜3社を比較ページか30秒の診断で並べて確認すると失敗しにくくなります。
よくある質問
Q. 帖数の表記はどの会社も同じ広さですか?
A. いいえ、同じ帖数でも実面積は会社によって異なります。今回確認した範囲では1帖あたり約1.36〜1.70㎡の差があり、各社も畳表記は目安だと案内しています。帖数だけで比較せず、寸法か段ボール換算で確認してください。
Q. 段ボール何箱で1帖ですか?
A. 基準になる段ボールが会社ごとに違うため一律には言えませんが、目安は加瀬・スペラボ(140サイズ段ボール)で約36箱、キュラーズ(ミカン箱程度)で約48箱、ドッとあ〜るで約53〜74箱(帖数により変動)です。まず基準箱を確認してから箱数を数えてください。
Q. ハローストレージの収納目安の寸法は内寸ですか?
A. 公式ページには幅・奥行・高さのラベルがなく、3つ目の数値(例: 2帖で220cm)を内寸の高さと断定できません。天井高を確認したい場合は、物件ページや問い合わせで確認してください。
Q. バイクは同じ帖数の区画に置けますか?
A. 会社によって別区画の扱いです。加瀬・ドッとあ〜るの屋内型は約款やFAQでバイク収納を禁止しており、屋外型でも区画によって収納できない場合があります。一般の帖数の目安とは別に、バイクの収納可否を公式に確認してください。
まとめ
- 帖数は他社の目安ではなく、軸1〜5の順に自分の荷物で決めます
- 同じ帖数でも実面積・収納例は会社ごとに違うため、ラベルだけで比較しない
- 大型品やバイクがある場合は、一般の帖数の目安とは別に搬入経路と収納可否を公式に確認する
- 余裕を持たせるなら+0.5帖、切り詰めるなら収納方法の工夫を先に検討する
次に読む(状況別):
- 帖数以外の軸(頻度・運搬手段・予算)も含めて選び直したい → トランクルームの選び方
- 費用の内訳を知りたい → トランクルームの初期費用
- 引っ越しの一時保管で使いたい → 引っ越しの荷物の一時保管
- 宅配型の仕組みを知りたい → 宅配型トランクルームとは
参考文献: